- 2022年08月16日
-
移動火葬車による出張ペット火葬業・フランチャイズ募集
移動火葬車を用いたペット葬祭事業をお考えの皆様へ
この事業へ参入をお考えの皆様が、飛び込むペットの葬祭市場について解説します。
ペット業界は、成長産業!
犬ちゃん、猫ちゃんの飼育総数は1,800万頭の巨大市場でブルーオーシャン
稼げます!儲かります!っと言うようなフランチャイズ募集や開業を誘うペット火葬炉メーカーの広告を見た方も多いのではないでしょうか?
結論を言いますと、実際はレッドオーシャンです。
国内では1,605万2千頭の犬ちゃん、猫ちゃん。
犬ちゃん 710万6千頭 猫ちゃん 894万6千頭
(全国犬猫飼育頭数調査結果2021年より引用)
平均寿命は14歳~15歳です。
平均寿命を15歳とすれば年間107万頭の犬ちゃん、猫ちゃんが亡くなっています。
飼い主様が亡くなった後の選択肢は3つ
1、市の環境センター、クリーンセンターにお願いする。
2、固定式の火葬炉があるペット斎場に依頼する。
3,移動火葬車を用いたペット葬儀社に依頼する。
4割の方が、1番目の市の環境センター、クリーンセンターに依頼されています。
5割の方が、2番目の固定炉を設けたペット斎場へ依頼されています。
移動火葬車を用いたペット葬儀社へ依頼される方は全体の1割しかありません。
(ペット葬儀マップ 「ペットの火葬、葬儀業者はどのように探している?」より引用)
一割 10万7,000頭が移動火葬車を用いたペット葬儀社の全国での需要となります。
如何にペットブームとは言え、飼育数が増えようが元々の潜在需要が1割しかない移動火葬車を用いるペット葬儀社です。
反面、1000万ほどスモールビジネスに分類され、創業し易い為に競合は増加中です。
人口から見るエリアの潜在的な需要数
大阪府の人口は、882.3万人です。
日本全国の人口は、1億2570万人
全人口数に占める大阪府の人口数は14.24%
この数値 14.24%を、10万7,000頭に当てはめます。
大阪府内で年間 1万4,980頭の飼い主さまが移動火葬車へご依頼される訳です。
1万5,000頭も需要があるなら充分!?
30社で等分すれば500件ほどになります。
平均単価2万円としても法人化の目安 1000万ほどの売上です。
2023年10月 インボイス制度で消費税の納付が始まります。
消費税 10% 100万円
もの凄く諸経費を甘く見た粗利益8割
諸経費2割 200万円
移動火葬車 安くて600万 高くて900万
返済月8~10万円 96万~120万円
580万~604万円
ここから恐ろしい広告費が200万~300万と出て行きます。
広告費200万と見ても
380万~404万円
380万は残るなら生活は十分!?
ここから住民税、所得税、社会保険料と税金が課税されます。
300万残れば優等生です。
また、前提とした年間 500件のご依頼、集客が年々難しくなっている訳です。
広告費を抑える為に、SEO対策による集客を目指す!!
7年前、6年前なら確かにSEO対策で検索順位を上位に上げられました。
当時は、殆どのペット葬儀社が対策していなかったからです。
しかし、今は総じてSEO対策が行われております。
一から新参で順位を上げていくのは至難の業であり時間も掛かります。
これが可能なスキルがある個人ならばSEO対策企業を創業した方が稼げるのではないでしょうか?
大阪で移動火葬車を用いて活動するペット葬儀社は30社以上あります。
バチバチのレッドオーシャンと言う事をご理解頂ければかと思います。
それでも、参入を目指すなら3つの選択肢があります。
①自主独立
自主で看板を掲げて、集客を行い活動する。
② ペット火葬の大手仲介会社の下請け
大手仲介会社の業務委託を受けて業務を行う。
③ フランチャイズに加盟する
解説します。
① 自主独立
自社の看板、サービスで集客して行く。これが現在一番難しくなっております。
7年前、弊社 光堂を立ち上げた際は新参であってもGoogle広告やYahoo広告の枠を活用すれば集客は安定してできました。
広告費を使う事で、無名で認知度が皆無であってもお客様に宣伝する事で集客が出来たのです。
2019年~2020年5月ぐらいまでこの形で大阪では、容易に集客できました。月90~100件ペースで集客できました。
2021年度5月あたりから広告費が高騰、競合他社がいくつも参入があり、広告費の捻出に頭を悩ませました。
広告費を使い続けて、集客し続けなければならない状況に疑問を持っていた事もありここで大きく方針転換。
SEO対策の見直しを始め、不動産取得、自社ペット霊園の開業と他社にない独自性の確保を目指す形で特色を獲得しました。
移動火葬車を主体とするペット葬儀社さんは、自社で合同ペット霊園まで保持している所は、殆どありません。
ペット霊園の保持は、資金の問題もありますが生涯、預かったご遺骨を眠るお墓を守り続ける事。
別の側面、覚悟の問題が大きい課題です。
お坊さんとして、ご供養とお墓を守る事は本分ですので抵抗感は皆無です。
しかし、一般の方、宗教に携わっていない方には供養施設の設置と維持は大きな心理的な課題があるのかと思います。
広告費を使わない集客になると成果が出るまで一気に依頼件数は落ち込みました。
40件、良くて50件
2021年度の決算は霊園の準備など大きな出費もあり赤字になりました。
2022年度で月70~80件まで回復。昨年度912件ご依頼頂き黒字化。
2022年12月の業務件数が広告費を使わずようやく99件になりました。
広告費を使って集客していた水準まで回復できたので、方針転換、独自性の確保は出来たかと思います。
方針転換、独自性の確立は大きな勝負になります。
ただ、勝負に出て良かったなと結果論になりますが思います。
2021年、2022年の広告費の高騰からもはや暴騰と言えるぐらい単価の値上がりが深刻でした。
事業再構築補助金と国のバラマキ政策の余波が大きく飛び火した業界かも知れません。
コロナ化で、業種替えに対して半分近い補助金が供給されました。
移動火葬車800万としても、単純に400万が国から補助金として出る訳です。
浮いたお金がそのまま広告費に転用された結果の、暴騰に繋がったのではないかと思います。
全国で既存のペット葬儀社は、大変な影響を受けたかと思います。
業界最大手のペット葬儀110番の登場以後、大きな資本を持つ会社の参入が相次ぎ広告費は高騰は続いています。
広告費に見合う集客ができない。
新規が集客する事が大変、難しい時代となっているのです。
同じような価格なら既存で一定の評価を得ているペット葬儀社に依頼される傾向があります。
価格を下げれば、今度は広告費が捻出できない。
この状況下での集客が出来ないままに月々の返済と生活費が捻出できず廃業の流れとなる訳です。
自主独立を目指す方は何を持って既存のペット葬儀社と戦うか「明確な武器」が必要になります。
② 自社で活動もしながら大手仲介業者と提携する。
2017年当時でしたらまだ受け皿はあったかと思います。
しかし、大手仲介会社の紹介件数は多く。これを個人や小規模で対応する事ができません。
現場の対応能力の限界によるトラブルが殺到した事で、大手仲介会社は提携先を中規模なペット葬儀社に切り替え、また自社傘下でも事業を始めようとしています。
個人や小規模なペット葬儀社が提携できる枠はない。
仮に提携は可能であっても条件は悪く、過酷な業務が待ち受けています。
③ フランチャイズ加盟
既存のペット葬儀社のノウハウを借りての事業運営
過去の記事 「ペット火葬業を開業・始めたい方へ」
第一話は、書きましたが続編は書いていない記事の中で
「フランチャイズは止めた方が良い」
と書いております。
現在でも、その気持ちに変わりはありません。
フランチャイズ募集に置いて、需要は急増、ブルーオーシャンと言った謳い文句で加盟店を募る会社が幾つかあります。
2017年より7年間、特にコロナを切っ掛けに異業種からの参入が激しく競争が激化している移動火葬車を用いた出張ペット火葬業界。
ブルーオーシャンと認識しているフランチャイズ加盟店本部を頼って本当に生き残れるでしょうか?
採算が取れず、債務だけ背負い廃業。
フランチャイズ本部は新たな加盟店を探すだけ。
こう言った現実しかありません。
なぜ、フランチャイズ募集を始めたのか?
① SEO対策の為
SEO対策のやり方はいくつもあります。
多くの読者を引きつけるブログ記事を制作してのアクセス数を稼ぎ検索結果の上位を目指す。
しかし、ここ最近 記事の話題は出尽くし綺麗なブログ記事が上位を占める状況です。
こうした中で、優良なサイトからのリンクを集める昔からの手法が手堅いと考えています。
フランチャイズ加盟店50エリア、各サイトを構築し相互リンクする。
1社、1ウェブサイトで戦い対策し続ける事より50社、50ウェブサイトでチームを組む方が、結果として強いSEO対策になる。
こういった施策を現実的に取り組む事を決めたからです。
②ブランド化、サービス、価格の均一化の為
相互リンクだけならば、全国のペット葬儀社と相互リンクすれば良いとお考えかも知れません。
ただ、各ペット葬儀社ごとの方向性、サービス、価格が違い過ぎてお客様を混乱させる事になります。
サービス、価格の統一、ブランド化。
全国一律で、火葬費用、サービスを構築する事が必要不可欠です。
※SEO対策としてGoogleの意向は絶対
Googleの検索結果によるホームページの順位が集客の殆どを占めます。
そして、Googleの評価基準はユーザー、お客様の使いやすさ、利便性です。
「ペット火葬」
関連したサイトが上位に表記されます。全国のペット葬儀社と如何に、相互リンクをしようが、価格やサービスも違うペット葬儀社の相互リンクによる順位上げは利用するお客様が混乱しやすいサイトとGoogleに判断されるのではないでしょうか?
価格、サービスの一致、お客様へのわかりやすさ。
ユーザー第一のGoogleの求める条件ではないでしょうか。
③高評価を頂けるサービス、低価格ながら収益を出せるノウハウ
Google口コミ数145件 ☆5を維持 (2023年8月1日)
口コミを買収するペット葬儀社もありますが、弊社は一切行っておりません。
お客様のご好意による口コミ、評価になります。
ご返骨プラン 骨壺・骨袋込み 税込7,500円~
と価格は全国でもトップクラスに低いですが、収益を生み出しております。
2017年 2月 創業
2020年 2月 法人化
2021年 5月 不動産取得
2021年 10月 合同ペット霊園を開園
2022年 11月 ペット棺の特許取得
2023年 4月 ペット棺の商品化
2023年 6月13日 フランチャイズ加盟店様 一号店開業。
2023年 7月1日 ペット棺の販売サイト 「ペット棺のハナミズキ」開業
コロナ前、コロナ後。
競争の激化と色々な事がありましたが、低価格でも広告費をかけずに集客が出来るならば収益は築けます。
こうしてお客様から頂いた収益を元に、様々な事に挑戦しております。
集客と広告費を抑えられるかが事業継続できるか否かの全てかも知れません。
④ ペット棺の特許取得、商品化
ペットちゃんの冷却、長期的な保冷は多くのご家族さまにとって難問でした。
特に夏場では、冷却、保冷が難しくご家族様が揃って送り出す為のお時間を確保できずご遺体が傷んでしまう為に送り出すしかなかった状況です。
発砲素材と冷却、長期的な保冷が可能な素材を使ったペット棺
また、段ボール製のペット棺とは違い灰が残らない材質の為にそのまま葬祭具として火葬もできる。
この構想、発明が特許として認められた事が最大の理由です。
①、②、③のノウハウだけでは、フランチャイズ募集する気はありませんでした。
確かに強力な武器ですが、特別な武器ではありません。
全国でフランチャイズ展開するにはちょっと頼りない。
ペット棺の特許と言う二つ目の特別な武器が手に入った事でフランチャイズ募集を決意しました。
夏場の冷却、安置から冬場は暖房が効いたお部屋での安置も可能なペット棺
火葬も対応出来る事で、一年を通じて葬祭具としても活用できます。
特許の権利は申請日から20年に及び独占できます。(2022年5月13日出願)特許取得 体験記!
2042年5月12日まで20年にわたり商品が模倣されても裁判で訴える事で、日本国内での製造も販売できませんし許可無く行えば権利侵害による損害賠償となります。
他社の模倣を19年間防ぎつつ、供給もフランチャイズ加盟店のみに限定すれば真似したくても真似できない状況が作れます。
19年に及ぶ猶予があれば、オリジナル、ブランド化が可能になる。
まとめ
現在、競争が激化しレッドオーシャンである中で弊社のノウハウであれば大儲け、大勝ちは約束できません。
しかし、コツコツ真面目に一件、一件とお客様、ご遺族様に真摯に向き合って頂けるなら確実に生き残り続けられる事は出来ます。
10年、20年と長期的に安定した集客が出来る仕組みです。
大手仲介業者であっても、大きな資本を持つペット葬儀社であっても弊社のノウハウと7月に発売するペット棺を用いた独自の火葬プランで対抗可能だと判断し今回、募集に踏み切りました。
次回、詳しい戦略に続きます。