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公式ブログ

2023年01月14日

特許権 取得、体験記!

個人による特許取得!総額費用、メリット、難易度の体験記!

自己紹介

16歳で出家し20年、小坊主から修行し僧侶として16年。

2016年にペット葬祭事業を個人事業主として立ち上げ2020年に法人化

お坊さん兼会社の代表として二足の草鞋を履きながら累計4,0000件以上ペット火葬に従事


2021年に自社ペット霊園を開設。

2022年 ペット棺の特許を取得、僧侶としても日々、修行中。

切っ掛け

これまで学んだ学問は、端的に言えば宗教系です。お坊さんですので、特許とは無縁の人生です。

発明の経緯は、ペット葬祭業を行う中でお客様、ペットちゃんとお別れするご遺族様、後悔の場を側で見守り続けた中での思いつき、アイデアでした。

「ご遺体が傷んでしまうために、ご家族様が揃わぬままお見送りする」

進学、就職とペットちゃんを迎え、お亡くなりになるぐらい月日が経ちますとご家族様も家を出られている場合が多い状況です。

その中で、家族の一員でもあるペットちゃんの死去。

最後にお別れと望まれても、土日まで休めない状況です。

冬場であれば、ご遺体の傷みも緩やかですが夏場では急激に進みます。

また従来のペット棺は、段ボール製、木製の棺です。

木製の棺は、大変高価であり一般的ではありません。

殆どが、段ボール製のペット棺です。

ただ、段ボール製であるために冷却、長期間のご遺体の保冷が難しく結露などによる強度の低下もあります。

では冷却力に限られ、結露の問題もあり、ドライアイは入手が難しくなります。

この状況で、ご家族揃ってお別れ出来ないままお見送りするしかない問題がペット葬儀業界にありました。

また、火葬の現場でも段ボール製、木製では灰が大量に残り拾骨、お骨を納める事に多大な支障が生じる為に綺麗に飾り付けても崩して取り出す状況でした。

2021年頃に、発泡スチロールならどうだろう?

鮮魚も冷やせる断熱性、冷却、長期保冷も可能!

もやしても灰も残らない!

ただ、これで特許になるのだろうか?

ペット棺の分野は空白地帯

特許になるか、ならないか。

対象の発明品が登録される場所が、どういった状況下によります。

ペット棺と言う分野は、殆ど手つかずと言える分野でした。

ペット棺はは人も含めた棺と言うカテゴリーになる訳ですが、人の棺に関わる特許や出願は幾つかありました。

発泡スチロールと言う材質が、人60㎏~100㎏のご遺体を納める棺と言う面では強度不足であります。

棺の底が抜けるなど大惨事に備えて何より強度が求められ、また人の葬儀社ではドライアイの入手が容易である為、冷却効率や長期保冷の問題に発泡スチロールの材質は求められていませんでした。

5~10㎏以下の強度で十分なペットちゃんだからこそ、発泡スチロールが役立つ需要があり、そこが手つかずの空白地帯であった訳です。

何故、わざわざ特許をとったのか?

小さな会社です。これを商品化するには少なくない資金を投じないといけません。頑張って商品化し、ニーズを掴めた先には資本を持つ会社の模倣品と価格競争に巻き込まれます。

ペットの葬祭業が本業であり、第一です。

それを脅かしかねない投資をするには一つ、特許と言う保証が欲しかった訳です。

「特許にならない程度の発明なら、いずれ商品が登場する」

発明を思いついてから、悶々とした日々を半年以上送りました。

「これぐらいの思いつきなら、すぐに商品が市場に登場するだろう。」

「ネットで同じようなアイデアが広く出回るだろう。」

そうネガティブな考えで思いつきを抑えて、過ごす日々。

しかし、ペット葬儀の現場で求められる問題を解決する商品もアイデアも登場しません。

「思いついた私だけ?」

悶々と悩み続けて限界に達し、特許申請の相談をする事に決めました。

「相談して駄目なら諦めよう。」

諦める為に、気持ちを整理して本業のペット葬祭事業に集中する為に、弁理士法人に問い合わせしました。

駄目なら駄目で、残念ですが諦めが付きます。

しかし、中途半端に可能性がある気がすると本当に悶々と悩み続ける訳です。

「悩むことを終わらせたい。本業に集中したい。」

弁理士の先生に相談し、伝えます。

弁理士の先生もペット棺と言う空白地帯に驚かれます。

「本当に出願も特許もない分野ですね。」

ただ、素人である私の表現力は酷かったです。

一番最初に提出した走り書き①

これではわかりづらいかと頑張って作った図画工作

余計に混乱を与えた試作品でしたが意見交換を丁寧に繰り返して行って頂き、出願までこぎ着けました。

試作品3

外観

※玩具の猫ちゃん

内部

弁理士法人G−chemical

羽明先生、大変お世話になりました。

着手金で 約15万

出願願書作成と提出費用とで 30万

出願が目標だったのですが、無事に出願すると今度は、その結果が知りたくなりました。

スーパー早期審査で 8万円 

少しお安く審査できる制度なので、助かったなと思いつつ。

結果は、1回目、 否定です。

 修正で 10万

2回目 否定 最終修正 10万

この時点では、審査する方は一人です。

この審査官が査定してくれるんですが、二度の拒絶で相性が悪いな。

更に、もっと審査してくれと求めると3人の審査官で判断される段階になります。

お金は相応に、掛かるのですが三人の審査官にプレゼンして熱意で押し切ろうと覚悟していました。熱意はとても大事だそうです。

結果、最終の修正で特許として認めて頂きました。

査定通知、登録  15万

90万から100万ぐらいの総額でした。

最初からこの額では、ビビって挑戦できなかったでしょうが、ズルズルと熱くなり、挑戦できたのかなぁ。

GMOソリューションのSEO対策に100万近く投じて、成果がなかったいきさつのブログ記事のネタにしたように、特許の挑戦もネタにすれば良いかとが開き直った事が良かったかも知れません。

(GMOソリューションパートナーの JWordとFind-Aを使って見た!)

特許取得は終わりの始まり

特許を取って独占できる状況になった事で、責任が発生します。

弊社による特許発明の商品化です。

「宗教しか勉強してない、ただの僧侶なんだけど・・・。」と、思う気持ちもあるのですが特許とった限りは泣き言を言わず商品化するしかない。

OEM製造を請けおってくれる会社探しなど、色々ありました。

一つ言えるのは、特許を取った事で僧侶、零細企業の会社代表の話を聞いてくれる下地にはなったかなと思います。

※随時 加筆修正します。2023年1月14日



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