- 2021年06月24日
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ペット火葬トラブル増える!?
激しくなる過当競争!
最大の原因が増え続けるペット葬儀社の乱立です。
ペット産業は、伸び悩む日本経済の中でも成長産業と聞いた事ある方は多いかと思います。
ペット保険会社、動物病院の増加、ペット葬儀社と関連する業種は軒並み増加しているのではないでしょうか?
こうした中で、お客の取り合いが始まっていると感じる出来事が先日ありました。
相見積もりで何社か、相談されたご依頼人様。
最終的に、弊社にご依頼された訳ですが突如お断りの電話が入りました。
「他のペット葬儀社が、もう準備もしているからお断りは出来ないとご迷惑おかけしますが光堂さんはお断り出来るでしょうか?」
「お断りして頂いても大丈夫ですよ。キャンセル料もご請求しませんのでご安心下さい。」
最愛のペットを失った中でのお別れの日、お問い合わせの中でも誤解や勘違いも当然あります。
ただでさえ、ペット葬儀社の名前は似ています。
強引にサービスを押しつけるような真似は、お客様は必ず不満を抱きます。
それでも売上を取りに行くペット葬儀社を目のあたりにしてこういった表に出てこないトラブルは全国で増え始めているんじゃないでしょうか?
小トラブルは必ず増える
10年ぐらい前に居たと言われる悪質業者、法外な値段やご遺体を預かったものの不法遺棄していた業者など新聞でも取り沙汰されたような業者は消えています。情報社会ではすぐに悪行がバレます。会社名をコロコロ変えたとしても、万が一顔が晒されれば全国の愛犬家、愛猫家、ペットちゃんを愛する飼い主の皆さんを敵に回す訳ですから大変なリスクです。
こう言った大きなトラブルは無くなったと思いますが、代わりに小さなトラブルが増えてきます。
今回の事例のように経営が苦しくなり最愛のペットを亡くされたご遺族への配慮が全く欠けたペット葬儀社が全国的にぞくぞくと出てくるでしょう。
ペット斎場、ペット霊園、移動式のペット葬儀社
規模や会社を問わずでます。
①オプションやメモリアルグッズの押し売り
これは、売上を上げる為に行われるでしょう。
②説明不足、配慮に欠けた対応など
人件費の削減などスタッフが減る影響です。
ペット葬儀社だけでなく、どの業界も過当競争になると問題が出てきます。
最愛のペットのお別れに携わるペット葬儀社が配慮を失うのは本末転倒そのものでしょう。
トラブルに巻き込まれないペット葬儀社の探し方は?
第1、料金表やプランが明確である事
ペット火葬のトラブルの多くが、料金とプランの誤解、勘違いです。
各社で仕様やプランも違います。誤解や勘違いが一番生じやすいのが料金表なのです。
お別れの場を提供するペット葬儀社、トラブルは全てをぶち壊しますし一生恨まれる事もあります。だからこそ、トラブルの最大原因である料金表、プラン説明は一番重要な訳です。
ペット火葬シェアNO1であろうが、ご利用満足度95%であろうが、○○リサーチの安心できるペット葬儀社第一位であろうが、料金表が明確にサイトに掲示されていない次点で自社の都合しか考えていない訳です。
どうして料金を掲載しないのか?
最安値価格は安くとも、他のプランは割高など料金表を見れば一目瞭然です。
合同火葬、引取り火葬と言ったプランは最安値です。
しかし、実際に一番利用されるプランはご返骨プランです。
まず、電話させる事、ここでそのまま成約に持ち込めばほぼキャンセルされない事を知っているからです。
とにかく、先ずお電話を。
成約まで上手に持って行く訓練されたオペレーターが、待ち構えている訳です。
良いペット葬儀社は、お客様に情報を出し選択肢を提案します。
悪いペット葬儀社は、お客様の情報を出さず選択肢を奪います。
明確な料金表を提示しない次点で、お客様の選択肢を奪っている訳です。
第2、創業歴とホームページの更新
10年前、5年前、最近とホームページも流行が変わります。
新しいホームページは、お客様に見やすい場合が多いのではないでしょうか?
創業が5年、10年と過ぎても当時のままのホームページ。
ホームページは、誰の為かと言えばお客様が情報を収集し判断する場だと思います。
情報がわかりにくい、見難いホームページを何時まで使うのか。
確かに変更にはお金が掛かりますが、誤解やトラブルを避ける為には必要な経費だと思います。
お客様の為に、わかりやすいホームページ、綺麗なホームページを用意する。
ここで予算を割けるかどうか。重要な項目ではないでしょうか?
第3、口コミや電話対応
第1、第2で絞り混めば後は口コミなどで確認すればそのペット葬儀社の特徴がわかります。
合いそうなペット葬儀社に電話やメールで問い合わせして対応を確認します。
電話対応が悪い、もしくは自分に合わないと感じたら候補から外しましょう。
最後は、お客様とペット葬儀社の相性です。
理性的に絞り込み、最後は感覚で決める。
近年、ペット葬儀社は沢山あります。
大事な事は、選ぶのでなく排除していくことです。
「何か気にくわない」理由など明確になくとも大丈夫です。
どんどん候補から外して行けるのです。
気が合う、合わないと人の持つ感覚は大事です。
どんなに料金やプランが希望通りでも担当スタッフが何か勘に触る人物なら良いお別れが出来るとは言えません。
何千件とお別れに携わった私も正直に言えば、お客様との相性はありました。
「何か、疲れるご家族さんだな。」
「良いご家族さんだったな。」
プロとして、僧侶として表には一切出しませんし区別もせず一律に対応する事を心掛けていますが内心相性悪いと思うお客さんはいました。
また、逆にこのお客さんとの相性良いなと感じると対応も自然と良くなります。
だからこそ、良いペット葬儀社を探される皆さんは感覚で選ぶ事も意識して頂ければと思います。
まとめ
数あるペット葬儀社をお客様である皆さんは選ぶ立場にあります。
5年前、10年前と選べるペット葬儀社が限られた時代ではありません。
ペット葬儀社を選んで行く事が、地域に役立つペット葬儀社を残す事に繋がってきます。
良質なペット葬儀社が残る事で、今後お別れを迎える他の方々への大きな一助になりますので是非とも参考に選んで頂ければと思います。