- 2024年11月08日
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ペット葬祭ハナミズキ SEO戦略について
目次
執筆者の紹介
2016年に大阪府で大阪ペット葬祭・光堂を個人事業主として開業。
2020年に株式会社 光堂として法人化。
累計7000件以上のペット火葬に従事。
2021年に大阪市内に合同のペット霊園を開設
2022年 火葬・冷却、長期保冷できるペット棺の特許を取得
2023年 ペット棺を商品化し、光堂で培った運営ノウハウ、集客ノウハウを元に「ペット葬祭ハナミズキ」とフランチャイズ事業を開始
6月に札幌支店、10月に奈良支店、12月に広島支店と3支店開設。
2024年「安定した集客こそ加盟者様が望むモノ」と契約に縛るフランチャイズ事業ではなく、「集客を代行する」業務パートナー制へ移行。
4月に兵庫県 尼崎支店、神戸支店、姫路支店の3支店 開設
5月に徳島県 徳島支店 開設
10月に北海道 旭川支店
11月に愛知県 愛知支店、名古屋支店、岡崎支店の3支店 開設予定
12月 三重県、香川県に開設予定
26年 1月 茨城県、静岡県静岡市 開設予定
2月 大分県 開設予定
大阪を含め現在 稼働は6道府県9エリアで活動中。
来年2月までに、12道府県17エリアで活動予定です。
グーグル検索による自然集客を目指す!
移動火葬車を用いたペット葬儀社の場合、集客の殆どを占めるのがグーグルです。
①グーグル検索 検索順位
②検索結果の1ページ目のグーグル広告枠
③グーグルマップ
全てグーグルのサービスが集客の窓口となっています。
①グーグル検索
「ペット火葬 大阪」のように「ペット火葬 地域名」がご依頼される方が調べる主要な検索ワードになります。
この検索ワードで、何番目に表示されるのか。
ここで集客率が決まります。
市場規模(人口規模) × 検索順位 = 集客数 = 売上
無料であり、集客効果順位が上がれば上がるほど効果は絶大です。
しかし、難易度が極めて高いのがグーグルで検索順位を獲得する事です。
専門的な知識、キッチリした対策、時間と根気。正しい取り組みであっても時間を要する。
難易度が高い理由は、試みた手段が正解か、間違っているのかこの結果がわかるのが早くて3カ月後、通常6カ月後、1年後と時間差がある為です。
②グーグル広告枠、広告スポンサー
検索結果の1ページ目のどこかにスポンサー枠が用意されています。
ここに広告費を負担したペット葬儀社の広告が表示されます。
お金さえ払えば1ページ目に即日、すぐに自社の広告が出てくる訳です。
だからこそ、検索結果で順位が取れないペット葬儀社がこの枠を取ろうと競争し広告費はどんどん高騰しています。
1件あたりの成約コストは、地域の競争にも影響しますが安くて3000円、5000円、1万円、1万5000円と高騰している地域もあります。
③グーグルマップでの紹介
グーグルマップで口コミ数が多い会社を3社ほど紹介されています。
このマップからも一定数の集客が流れてきます。
何故、一番難しい検索結果での順位を目指すのか?
答えは、経営が安定しない為です。
グーグル広告へ広告を出す。
広告費が高騰している昨今、費用対効果がどんどん悪化している状況です。
この状況が続く中では、広告費に圧迫されて経営が安定しません。
そもそも、検索順位で集客が出来れば広告を出す必要はありません。
グーグル広告は、事業の立ち上げ当初、閑散期の補助的な集客、補助です。
グーグルの検索順位はどういった仕組み?
この仕組みを理解する為に必要な事はグーグルのビジネスモデルを理解するとわかりやすいかと思います。
グーグルの目的は、世界で何か、サービス、商品、情報を調べる際に自社の検索フォームを利用するユーザーを増やし維持する事で。
世界で1億人の利用者なのか、2億人、5億人、10億人、50億人。
利用者数により、グーグルのスポンサー広告の価値は上がります。
企業価値、収益も比例して上がる訳です。
だからこそ、ユーザーに最適な情報、価値ある情報やサービスを提供しているウェブサイトを紹介したい訳です。
ユーザーが調べた際に、情報が最適で無ければ利用者はグーグルを利用しません。最適な情報を提案してくれる別の検索フォームに移ります。
これは、企業価値、収益を失って行く事になる。
グーグル以外も色々な検索フォームがあり、ユーザーの獲得、維持に取り組んでいます。
だからこそ、最適なウェブサイトを常にユーザーに提示したい訳です。
ご利用者、ユーザーにとって最適なウェブサイトとは?
ウェブサイト、ホームページの数は膨大な数があります。
それこそ、億、兆、京と無数にあり増え続けています。
これを人の目視で、良いサイト、悪いサイトと判断は出来ません。
そこで、グーグルは項目をチェックするシステムを作り点数を点けて順位が高いサイトから紹介して行る。
そういった流れになります。
①アクセス数
②滞在時間
③被リンク数
④運用履歴
他にも多くの項目があると言われていますが、まずこの4点が抑えるべき基本になります。
そして、4点の内①と②が極めて大きな影響を持ちます。
①アクセス数
アクセス数が多ければ多いほど、多くのユーザーが利用するサイトと判断されます。
多くの利用者がいる = 良いサイトである
②滞在時間
滞在する時間が長ければ長いほど、質の良い情報があるサイトと判断されます。
③被リンク数
他のウェブサイトからリンク、紹介される数が多ければ多いほど評価が上がります。
④運用歴
出来立てのウェブサイトより5年、10年と昔から活動しているサイトを評価します。
グーグルはユーザーの反応が高いサイトを評価する
当たり前の話ですが、グーグルはユーザーの反応を第一としています。
この評価基準、指標に沿ってウェブサイトを最初から構築する必要がある訳です。
最初の悩み①単立ドメインか、統合ドメインか
単立ドメインとは、1県1ドメインと構築するやり方です。
https://sapporo-petsousai-hanamizuki.jp/
札幌ペット葬祭ハナミズキのドメインを実例に紹介します。
統合ドメインとは、一つのメインサイトがあり、その下部サイトに各県のページを配置するやり方です。
https://petsousai-hanamizuki.jp/hokkaido/sapporo/
ペット葬祭ハナミズキとメインがあり、その下に47都道府県があります。
札幌ペット葬祭ハナミズキは三階層目に現在設置しています。
単立のドメインの方が強いのではないか?
こうした仮説を立てました。当時、ペット葬祭事業でフランチャイズ展開していたグループはいくつかあります。すべて統合ドメイン、メインページがあり、その下に47都道府県があり、各支店がある形でした。
イメージとしては苦戦している。検索順位を取れていないイメージがありました。
管理コストとしては、単立ドメインは個別に管理費が発生します。
統合したドメインは一つで済む。管理費をケチり、検索順位が取れないのは意味がありません。そこで、単立で構築を始めました。
23年
1号店 札幌ペット葬祭ハナミズキ 人口511万人 23年6月公開
https://sapporo-petsousai-hanamizuki.jp/
2号店 奈良ペット葬祭ハナミズキ 人口132万人 23年10月公開
https://nara-petsousai-hanamizuki.jp/
3号店 広島ペット葬祭ハナミズキ 人口276万人 23年12月公開
https://hiroshima-petsousai-hanamizuki.jp/
24年 統合ドメインへの挑戦
全国展開を目指す中で、検索順位を押し上げる支援策があります。
23年に考えていたのは相互リンクです。
47都道府県設置できれば、相互リンクで47の被リンクを獲得できる。
このやり方は、③被リンク数の獲得と言う面では効果は高いと見ていますがリスクがあります。
グーグルのペナルティーの一つにリンクファームと言うのがあります。
これに該当しまうと最悪ホームページが検索結果に表示されなくなる可能性があります。
47ぐらいなら、大丈夫と言う意見もありますが検索結果に表示されなくなると一瞬で集客戦略が崩れる危険性があります。
しかし、統合ドメインは単立ドメインより弱いイメージはありました。
思わぬ偶然で始まった統合ドメイン
兵庫県の3支店 進出の決定です。
最初は、阪神ペット葬祭ハナミズキを運営する会社様へお声がけしました。
一緒に試して見ましょう。そう決まった矢先
神戸で活動されているペット葬儀社様から話があり、同じタイミングでやりましょう。
兵庫県は、瀬戸内海側に東から尼崎市、中央の神戸市、西の姫路市と3エリアで人口が固まっています。
姫路で知り合いに声を掛け、姫路ペット葬祭が立ち上がる形になりました。
ほぼ同じタイミングで決まった事で、単立ではなく統合して作ろう。
統合して制作して見て、やはり効果が弱いのであれば単立でまた切り替えよう。
こういった経緯です。
https://petsousai-hanamizuki.jp/
ペット葬祭ハナミズキとメインが出来ました。
兵庫県 https://petsousai-hanamizuki.jp/hyogo/
尼崎 https://petsousai-hanamizuki.jp/hyogo/amagasaki/
神戸 https://petsousai-hanamizuki.jp/hyogo/kobe/
姫路 https://petsousai-hanamizuki.jp/hyogo/himeji/
以後、徳島ペット葬祭ハナミズキも統合したドメインに含みました。
統合ドメインへの合流へ
23年、24年とやり方を変えて、市場規模、競合数、都市部、地方と条件を変えて検証をしました。
答えは、一定までの水準では単立ドメインはやはり強い。
しかし、その一定水準を超えた先を目指すには統合ドメインしかない。
これが答えになります。
札幌ペット葬祭ハナミズキは、単立ドメインで検索順位
「ペット火葬 札幌」で2位まで上がりました。
しかし、ここから抜けない。1位になれない。1位のウェブサイトが同業他社とかならまだよかったのですが、札幌市の1ペット火葬についての広報ページが抜けない。
札幌市 ペットの火葬について
https://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/kasou.html
画像も動画も何もない文章だけのこのページを抜けない。
理由はなんなのか?考察しました。
札幌市 人口197万人の政令指定都市
その市のホームページは様々な情報を発信し、多くの札幌市民がアクセスしている訳です。
メインが大量にアクセス数、滞在時間を獲得している。
だからこそ、その下部サイトである ページが中身がスカスカでも1位グーグルに評価されている。
この事実が、札幌ペット葬祭ハナミズキの単立ドメインを捨て、統合ドメインへ引っ越しをした理由になります。
アクセス数を集められる力がある場合は、統合したドメインの方が優位になる。
ペット火葬 札幌と検索ボリュームが限られます。
青森の方が、札幌の葬儀社を調べる事はほぼありません。
その地域で優位に戦えても、地域を超えた戦いができない。
先を見越せば、アクセス数、滞在時間を一つのメインサイトで獲得し続ける事が安定した集客の実現の手段だと判断しました。
ドメイン変更、引っ越しの影響
24年10月25日に引っ越しました。
その2日後には検索順位が2位 → 8位へ急落しました。
ただ、既に口コミ数は北海道で第1位であります。集客の喪失は限定的でした。
8位 →急落後に11月2日の一週間後には5位まで回復。
11月7日には現在は3位まで回復しました。
想定していたよりは早期の回復になります。
ここから、2位への回復。そして、「ペット火葬 札幌」と1位表示が出来るのかどうか。
現在、検証を続けています。
今後のSEO対策の取り組み
統合ドメインで、検索順位が各地域である程度取れる状況は構築できました。
次は、業務パートナー様を増やし続ける事が結果としてアクセス数、滞在時間の獲得に繋がります。
その地域でシェアを上げる戦いでなく、
足し算の世界です。
業務パートナー様が、増えれば増えるほどペット葬祭ハナミズキの活動できる市場規模は拡大し続けます。
100万人の中であるアクセス数を増やすのではなく
1000万人、2000万人
それこそ1億2500万人と日本全国で活動する事でアクセス数を集める方が各県の検索順位を自然と引き上げる事が出来ると見ています。
まとめ
全てはグーグルの判断によります。
地域シェア、その地域で「ペット火葬 地域名」で調べた場合どれだけの人がそのサイトへアクセスするか。そういった指標もあると思います。
この地域シェアの評価を、全国で集めたアクセス数、滞在時間、どちらをグーグルが評価して行くのか。私は、札幌市のあのページを見てもアクセス数、滞在時間を重んじると推測し検証を進めています。
単立を辞めて、統合で進めているのは2年間運用する中で、成果が出やすい地域、成果が出ずらい地域、頑張る人、ある程度は頑張る人、ゆっくりされている人と業務パートナー様も色々です。
全てを受け止めて、確実に成果を出せる可能性が高いのが単立方式でなく、統合したウェブサイトによる展開でした。
業務パートナー様が、検索順位を上げる努力、集客の為の行動をする必要はない。
検索順位の獲得、集客を代行するから集客代行手数料をご負担いただいている訳です。
集客できないフランチャイズ本部ほど、動物病院への営業やチラシ、パンフレットの配布と自助努力を求めます。
自助努力できるなら、本部の意味はありますか?
集客は本部の仕事です。
なぜ、動物病院への営業をしなくていい、するなと言うのか?
今まで、多くの移動火葬車を主体とするペット葬儀社が営業に行きその後、潰れたなどさんざん迷惑かけている訳です。相手にまずされません。
一人、ご夫婦、少数で活動できるペット葬祭業です。
忙しくなると動物病院さんへのあいさつ回りもおざなりになる。
あいさつ回りを維持すれば、業務対応時間が減り年間の対応件数が減る。
不義理して収益を選ぶか、収益を捨て義理を通すか。
グーグルで集客できれば、業務に全力で取り組める訳です。
その方がご自身の為になりますし、動物病院さんへも迷惑かけません。
そもそも相性が良くない。そう私は思っています。
逆に地域に根差すペット斎場は動物病院との相性良いですね。
高度な医療機器がある、専門性の高い治療ができるなどの特別な理由が無ければ、普段利用する動物病院はご自宅から通いやすい近場です。
ペット斎場もわざわざ数時間かけて遠方に行く方は少なく最寄りから探し利用されます。
移動火葬車と来てもらう手段は、お客様の手間は遠方だろうが近場だろうが変わりません。
しかし、ペット斎場を利用する場合はご自身で車を出して向かう訳です。
遠ければ遠いほど負担となる。
割高でも近場のペット斎場を利用した方が楽です。
ペット斎場と動物病院は地域のお客様と共通の対象にしているので相性が抜群に良いですね。
話はそれましたが、集客、検索順位の獲得、維持は終わりがありません。
これは、ユーザー、ご家族様がより良いモノを求め続ける事で反応が変化する為です。
去年は、反応が取れた事でアクセス数、滞在時間は確保でき検索順位 評価に得る事は出来たかも知れません。
しかし、今年、再来年も同じように反応してくれるとは限りません。
推測、検証、改善を繰り返し続ける取り組み。
それが出来るか出来ないか。
23年、24年と大きな違いは業務パートナー様が増えれば増えるほど各地のデータ、情報が集まってきます。
比較できる情報があるから推測を立て、検証し、確認が取れれば改善できる。
情報が集まる事で、見えてこなかった問題が見えてくる。
そして、解決策もまた見えてきます。
次回、地方と都市部に置けるペット葬儀社の戦い方を執筆します。