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政策金融公庫からの融資・ 1000万の壁
執筆日2023年4月28日
自己紹介
16歳で出家し20年、小坊主から修行し僧侶として16年。2016年にペット葬祭事業を個人事業主として立ち上げ、2020年に法人化。お坊さん兼会社の代表として二足の草鞋を履きながら累計4,400件以上ペット火葬に従事。2021年にペット霊園を開設。2022年にペット棺の特許取得。2023年ペット棺専用のECサイトを開設し販売準備中。僧侶としても日々、修行中。
政策金融公庫からの融資は、三回目になります。
2016年 ペットの葬祭事業を立ち上げた年 2020年 完済
2021年ペットの霊園を開く際に借入れた資金 600万
2022年ペット棺の特許を取得。
2023年ペット棺を商品化、製造、販売する為の資金 500万
2023年、 3回目の融資までに2回目の借入れ資金600万円の内
100万円を返済。
3回目の融資は500万まで。二回目の融資額と合わせた総額1000万が上限と伝えられその範囲で借入れました。
単純に、1000万が個人の上限と言う話です。
しかし、値上がりが続き、消費税もある。
1000万の融資総額は、大変ありがたい事です。
個人が商売が失敗したとして返済できる上限1000万円が1つの目安となっている訳です。
しかし、年々その1000万円で出来る事が確実に減っています。
2019年10月 消費税の8%から10%へ。
ウクライナ戦争による燃料費の高騰や半導体不足など諸々の理由で設備の値上げにつぐ値上げ。
そして、人を雇用する場合、最低賃金の増額。
消費税も設備の値上げも、最低賃金の増額も悪いと言ってはいません。
1000万の融資を得ても、昔に比べ出来る事が明らかに減っている現実を強く警鐘したい訳です。
2016年当時と同じ事をしようとしても、2023年の今はもう出来ない状況です。
商売を続けて思うのですが、ある程度のラインの投資が必要になる場合があります。
しかし、1000万の上限があり他の要因で借入れた資金が減りそのラインまで投資できない事で競争、競合に勝てない結果となる。
2023年以後、今後何かしらの商売を挑戦される方は昔と比べてリスクと難易度が大きく上がっている現実がありますと声を大にして言いたい訳です。
1000万の壁は、1つの安全装置なんでしょうが消費税や設備の高騰、人件費の増額と続く中で、制限の引き上げがないと満足な設備投資も人員の確保も出来ず結果として事業に失敗する方が増えるんじゃないだろうか。
国の機関として起業を支援する政策金融公庫さんとしても本末転倒ではないかな。
融資を頂いて一安心、しかし実際はカツカツの資金状況で事業を行うしかない状況が待っている場合が殆どになるでしょう。
政策金融公庫さんから1000万円借りれました。借りる方法と情報は出回っていますが、そこが目的となってしまい。
その後、商売のリスクが実は年々上がっている事は出回っていないなと思い。
三回、自分で事業計画を立てて申し込んだ執筆者から肌で感じた警鐘です。
今後、物価はますます上がります。
事業計画は、本当にシビアに計画しないと大変な目になるのでご参考にして下さい。