- 2022年08月25日
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- コラム
ペット火葬 お金 包み方!?
執筆日2022年8月24日
執筆者紹介
16歳で出家し20年、小坊主から修行し僧侶として16年。2016年にペット葬祭事業を個人事業主として立ち上げ、2020年に法人化。お坊さん兼会社の代表として二足の草鞋を履きながら累計4,400件以上ペット火葬に従事。2021年にペット霊園を開設。2022年ペット棺の特許を取得。2023年6月保冷ペット棺発売予定。
僧侶としても日々、修行中。
お金は包んで渡すべき!?
A、包んで渡す必要はありません
ペット火葬に従事しながら僧侶でもあります。お金を包んでご用意して頂く機会が一般的な火葬スタッフさんよりは多いかと思います。
そんな私の感想ですが、「料金を包む必要はない」と思います。
封筒などに収めて、お客様と一緒に料金の確認が出来るなら良いのですが完全に密封された場合は「ちょっと困ったなぁ」と感想を抱きます。
最愛のペットちゃんとご遺族様のお別れの場をお手伝いするなかで、台無しにしかねない如何なるトラブルも徹底的に避けたいと思っています。
料金トラブルになりかねないし、かといって封をされた封筒をバリバリ破って確認するのも不細工であり、場にそぐわないです。
今まで一度も不足した料金を渡された事はありませんでしたが、逆に寸志として料金と一緒に多めに納められた事は多々あります。
その場合、封筒の料金確認後に慌てて間違っていないか慌ててご連絡する形になります。
スマートな精算として、現金をそのまま渡して精算も全く問題ないのですが抵抗がありましたらちょっとした封筒に収めて封はしない方が良いかと思います。
ペット葬儀 寺院供養の際は!?
この場合は、ちょっとした封筒に収めて渡した方が良いかも知れません。
お寺さんの中には裸の現金を嫌がる方もやはり居ますし、ちょっとした白い封筒にでも納めて渡した方がスマートかと思います。
寸志・謝礼の渡し方が良いのか?タイミングと相場は?
A、特に渡さなくても良いと思います。
謝礼だったり、お心遣いなら、渡されて嫌な気持ちにはなる方は少ないでしょう。
ただ、貰う貰わないで扱いが変わるようなスタッフに最愛のペットちゃんを預けるべきではありません。
圧力の一環、念押しの為と言うなら、はじめの方で500円でも1,000円でも、ちょっとした寸志、ドリンク一本でも渡しながらその際、「家の子、よろしくお願いします」伝えれば十分な念押しにはなると個人的には思います。
凄く丁寧にして貰って嬉しかった感謝の謝礼なら最後に渡してあげると良いかなと思います。
私個人としては、最初に渡されると「本当に頼みますね」とご家族様の不安な気持ちからの思いなんだなと判断しています。
最後に渡されると「喜んで貰えたのかな」感謝の気持ちと受け止めていますね。
相場
金額でも今まで私が経験した金額ですが、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円でした。
1,000円が多く本当希に5,000円、二度だけ10,000円がありました。
高額な金額を寸志として貰って嬉しいと言う気持ちはなく、この金額まで来ると怖かったですね。御礼としても、恐縮してしまう金額が5,000円、1万円でした。
案外嬉しいのが、栄養ドリンク、 お茶、ミネラルウォーター、缶コーヒー、スポーツドリンク ですね。
「熱いから飲んで下さい。」「寒いのでどうぞ。」
金額云々よりこちらも気遣って頂けた好意が普通に嬉しかったりします。
何気におすすめなのが、ちょっとお高めの栄養ドリンクです。
ちょっとお高めの栄養ドリンクってなかなか購入する機会はないかと思います。
そこでコンビニなどで買えるちょっとお高めの栄養ドリンクはインパクトと実用性は高いです。
何気に、疲れているスタッフが多い業界ですので喜ばれる人は多いかも知れません。
あとがき
光堂のブログ記事でも、トップクラスの人気の記事になりました。
「多くのご遺族様が気になされて目を通されているだな」と思う次第です。
お気遣い大変嬉しく、心よりありがたく思う反面。
スタッフへの気遣いより最愛のペットちゃんとの最後のお別れに専念して頂けた方が良いのではないかとご心配しております。